メモの魔力ってどんなことが学べるの?
今回書評にする本は、「メモの魔力」です!
SHOWROOMの前田裕二さんが書いた本。
実は、この本を読むのは2回目です。
1年前に新卒で社会人になるから「メモを取らないといけななぁ」と考え、読みました。
しかし、あまり実践できていなかったのでもう一度購入しました。
この記事では、以下のことをまとめています。
- Why:なぜ、読むのか? (読む理由)
- What:何を学んだのか?(気付き)
- How:何をするのか?(アクションプラン)
この3つを常に意識して私は本を読みます。
3分もあれば最後まで読めてしまうので、これから「メモの魔力」を読んでみようと考えている”あなた”は最後まで目を通して頂けると嬉しいです。
なぜ「メモの魔力」を読むのか?
私が本書を読む理由は、もっとメモを最大限に活用してクリエイティビティを取り戻したいと思ったからです。
クリエイティビティとは、「創造力」や、独自の発想で何かを作り出す「独創力」を意味します。
これを取り戻したいと思うわけです。
人間は歳を重ねる事に、現実を知っていくのでクリエイティビティがなくなっていく気がします。
小さい子供は、いろんな事象に「なぜ?、どうして?」と考えます。
創造力は、もともと全員が生まれ持っていましたが、歳を重ねると失っていくだけです。
だから、クリエイティビティを”取り戻したい“という表現をしました。
メモ魔でクリエイティブな前田さんの、本書を読めばクリエイティビティを取り戻せるのではないかと考えています。
「メモの魔力」から得た気付き。
本書を読んで、私は以下の2つの”気付き“を得ました。
- 記録のためのメモと知的生産のためのメモがある
- ゲーム感覚でメモの練習をすると良いメモを取れるようになる
この2つの”気付き“をもう少し深掘りしてこうと思います。
記録のためのメモと知的生産のためのメモがある。
メモには2種類あります。
『記録のためのメモ』と『知的生産のためのメモ』です。
記録のメモは、単に事実(ファクト)をメモするだけです。
「ネット上で面白そうな商品を見つけて、その商品の名前だけとりあえずメモしておく」
これが、記録のためのメモです。
一方で、「ネットで面白い商品を見つけたけど、なぜこの商品は魅力的に見えるのだろうか」と考え、深掘りしてメモを取る。
創造的なメモといえます。
これが、知的生産のためのメモです。
本書の中では、『事実→抽象化→転用』というところまで落とし込む事でメモの力を最大限に発揮できると書かれています。
- 事実:雨だとテンションが下がる
- 抽象化:天気によって気分は左右される
- 転用:雨の日は気分が下がると分かっているので、あらかじめ天気予報をチェックして、楽しい予定を入れておく
こういった流れでメモを取ることで「なぜ?、どうして?」を繰り返すことが出来ます。
そして、クリエイティブなメモを取れるようになるわけです。
実際にノートにメモを取ったときの写真を載せておきます。
※前田さんは標題なども書き込みもっと手の込んだメモをしていますが、私には下記の方法が一番簡単で効率が良いと思ったので少しアレンジしています。

メモ魔の前田さんが愛用しているモレスキンのメモ帳を私も使用しています。
ゲーム感覚でメモの練習をすると良いメモを取れるようになる
さきほど紹介した『事実→抽象化→転用』というメモの取り方で、むずかしいのが”抽象化“です。
簡単に言えば、事実に対して抽象化は「要するにこういう事だよね。」という事を言えば良いのです。
本書の中で抽象化能力を鍛えるおもしろいゲームが紹介されていました。
全く関係のない事象を、『A=B』と例えて無理やり繋げてしまうのです。
- A:人生
- B:ポケモン
人生とポケモンという関係のない事象を、「人生ってポケモンだよね。」と無理矢理つなげてみる。そして、その考えを深掘りします。
人生がポケモンである理由は3つある。
- 誰にでも得意な相手、苦手な相手がいる。(属性)
- 試練を乗り越えるたびに、経験値がたまっていく。(経験値)
- 経験を積むことで、成長していく。(進化)
このようにして、全く関係のない事象でもゲーム感覚で、抽象化する練習をすると知的生産のためのメモをマスターできるようになります。
感想とアクションプラン
私は本書を読んでメモは最強だと思いました。
自分の脳に全て記録するのは不可能なので、外付けハードディスクとして記録としてのメモを取る。
そして、そのメモを抽象化し、転用する。
ただ、記録しておくだけなら、ロボットでも出来ます。
しかし、知的生産のためのメモを取ることが人間に求められるのだと思います。
これから『事実→抽象化→転用』のメモを習慣化していこうと思います。
さらに、メモだけで終わらず、転用したメモを自分の”To Do“に落とし込み、仕事に落とし込んでいきます。
「メモの魔力」は最高の一冊でした!
最後まで読んで頂きありがとうございました!