「フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか?」ってどんな本?
この記事では、「フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか?」の感想をまとめています。
フィンランドといえば、幸福度ランキング世界で1位。
一方で日本は62位となっております。(※2020年データ参照)
私は日本に住んでいても充分幸せだと感じますが、それをはるかに上回る幸福度の国ではどんな暮らしをしているのか知りたくなり本書を手に取りました。
本書を読むことで、フィンランド人の生活の一部を自分の生活に取り入れて、今よりも高い幸福度を感じることができるでしょう。
それでは本文にうつります。
フィンランドはサウナ大国として有名です!
本を読んだ感想
本書を読んだ率直な感想は、「フィンランド人の生活いいな!」と思いました。
フィンランド人がどのように毎日を過ごしているのかが分かる本です。
ワークライフバランスを体現していている国だと言えるでしょう。
仕事と遊びと休息がバランスのとれている国で、日本とは異なる点が多くあることが分かりました。
フィンランド人の働き方
本書ではフィンランド人が日本人と比べて、効率の良い働き方をしていると書かれています。
例を挙げると以下のような部分が取り上げられています。
- 残業しないのが、できる人の証拠
- 立って仕事をする人も多い
- サウナで会議をすることもある
- 歓送迎会はコーヒー
- 会食が夜とは限らない
これらが個人的に参考にしたいと思うポイント。
解説していきます。
残業しないのが、できる人の証拠
フィンランドでは、残業しない人が『仕事ができる人』となります。
与えられた時間内に生産性高く仕事をしていることが評価されます。
その一方で、日本だと残業している人が頑張っていると評価されることも多いです。
フィンランドの仕事に対する価値観を参考にした方が、仕事での成果も出るのではないでしょうか。
実際に国民一人当たりの労働生産性は日本よりも、フィンランドの方が高いです。
残業はほどほどにして、時間内に生産性高く働くことが日本人には必要です。
立って仕事をする人も多い
フィンランドでは、デスクワークの際に立って仕事をする人が多いです。
理由は座ってデスクワークをするよりも集中力が長続きするからです。
日本の会社では立ちながら仕事をする光景は、なかなか見ることができないでしょう。
日本人だとメンタリストDaiGoさんがスタンディングを使用していることで有名です。
DaiGoさんの影響もあり一部の在宅ワーカーのなかでは、スタンディングデスクを使用している人も増えてきた印象です。
立って仕事をすることで集中力が増す研究結果もあるため、仕事の生産性を高めたい人はスタンディングデスクを使用してみましょう。
サウナで会議をすることもある
フィンランドでは、サウナで仕事の会議をすることがあります。
明確な理由は分からないですが、考えられる理由は以下の2つ。
- サウナの中は長時間居れないため、短期集中で会議ができる
- サウナが最も有名な国なので、サウナ自体がカジュアルな存在
こういった理由が考えられるでしょう。
日本でも喫茶店で会議や商談が行われることはあります。
フィンランドのサウナは、日本で例えると喫茶店のように気軽に利用できる場所なのです。
日本の会議は長い傾向があるため、サウナで短期集中型の会議を実施してみても面白いと思います。
歓送迎会はコーヒー
フィンランドでは歓送迎会をコーヒーで行うケースがあると本書では語られています。
歓送迎会は派手にやりたい人もいるのかもしれませんが、コーヒーでサッと終わらせるのも良いと思いました。
日本で歓送迎会といえば、飲み会を二次会や三次会まで行うケースが多いですよね。
飲みの場が苦手な人も一定数おり、二次会や三次会は次の日にも響くのでコーヒーでサクッと終わらせることは良いことだと思います。
会食が夜とは限らない
フィンランド人の会食は夜とは限りません。
日本人が会食と聞くと、『ちょっと雰囲気の良いお酒が飲める場所』のようなイメージがあるのではないでしょうか。
フィンランドではモーニングやランチを会食の場として、仕事の重要な話をするケースも多いです。
夜の会食となると、時間も長くなりますし料金も高くなります。
その一方でモーニングやランチであれば短時間で濃い話ができ、コスト面でもかなり抑えられます。
フィンランド人の休み方
フィンランド人は休み方がうまいと言われています。
例を挙げると以下のような部分が取り上げられています。
- 睡眠は7時間半以上
- お金をかけずにアウトドアを楽しむ
- 土曜日はサウナの日
これらが個人的に参考にしたいと思ったポイントです。
解説していきます。
睡眠は7時間半以上
フィンランド人は睡眠時間も充分に確保しています。
冬の期間が長いことも関係しているそうです。
一方で日本人の平均睡眠時間は世界で最も短い6時間22分。
日本では年々、睡眠時間は減っているのでフィンランド人を見習いたいところですね。
お金をかけずにアウトドアを楽しむ
フィンランド人は、休日にお金をかけずに楽しむことができています。
自然が多いことが大きな理由の1つです。
- ベリー摘み
- きのこ狩り
- 狩猟
こういった、自然の中でも楽しめるアウトドアな遊びを日常的に行なっています。
自転車や徒歩圏内に湖や森があるケースが多いので、自然の中で楽しむことができているのでしょう。
フィンランド人の幸福度が高い理由の1つが自然の中での遊びであれば、幸福度をとにかく追求したい人は自然の近くに住むのも良いかもしれません。
土曜日はサウナの日
フィンランド人は入浴の文化はあまりなくて、サウナが主流です。
一軒家の家やマンションにはサウナが設置されていることが多く、9割のフィンランド人がサウナに入ると本書では語られています。
土曜日は家族や恋人とサウナを楽しむ文化になっています。
サウナ後の「ととのう」状態は、まさに幸福度が高い状態であると思うので、日本にもサウナが広まればフィンランドのように幸福度が高くなるのではないでしょうか。
サウナに関する記事は以下にまとめてあるので、興味がある方はぜひ!
【まとめ】フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか
最後に本記事の内容をまとめます。
フィンランド人が幸福度を高めるために日常的に行なっていることは以下の通りです。
- 残業を少なくする
- スタンディングデスクの活用
- サウナで会議
- 歓送迎会をコーヒーで行う
- 朝や昼に会食をする
- 睡眠時間は7時間半以上確保
- アウトドアを楽しむ
- 日常的にサウナに入る
以上が本記事で紹介した、実践できそうなフィンランド人の習慣です。
ぜひ、本書を読んで、参考にできる部分を実践して幸福度アップにつなげてください!