宿命って本当にあるのか…
宿命を信じたことはありますか?
人生の岐路に立ったとき、私たちは自分の宿命とどう向き合えばいいのでしょうか。
そんなことを問いかけてくれる映画『アキラとあきら』は、池井戸潤の作品で、『半沢直樹』『7つの会議』に続く、ベストヒット作品。
まったく異なる境遇で生まれた2人の青年が、それぞれの宿命に立ち向かっていく姿を描いた感動作です。
映画を通して、「自分の宿命は決まっているのか、決まっていたとしたら、それを変えられるのか?」と自分で深く考えることができるようになるでしょう。
映画のあらすじから感想・考察まで徹底解説していきます。
ちなみに私は『Amazon プライムビデオ』で見ました。
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池井戸潤さんの作品は本当にハズレがない!
『アキラとあきら』を観た理由
池井戸潤作品の熱いドラマ展開が好きで、今回は2人の対立構造から生まれる人間ドラマだと感じていました。
自分自身の仕事のモチベーションにもつながるんじゃないかと思って観ることにしました。
原作やドラマは観ていません。
映画ならではのコンパクトな構成で気軽に楽しめると思い、年末年始の休暇を使い観ることにしました。
あらすじ(※ネタバレ注意)
伊豆半島のミカン畑が広がる山の斜面に、かつて山崎プレス工業という町工場がありました。
この工場の跡取り息子である山崎瑛(竹内涼真)は、小学5年生の時に工場の倒産を経験。一家は母親の実家の繊維問屋に居候することになります。
逆境を乗り越えた瑛は、努力を重ねて東京大学に進学。
一流メガバンクに入社し、「人のために金を貸す」という強い信念を持って仕事に打ち込みます。
その一方、同じ銀行に入社した階堂彬(横浜流星)は、大手企業の東海郵船の社長息子。
エリートコースを歩めるはずでしたが、次期社長の椅子を拒絶し、自らの道を選びます。
正反対の境遇から来る価値観の違いで、当初は対立する2人。
しかし瑛は自分の信念を貫いた結果左遷され、彬も階堂家の骨肉の争いに巻き込まれていきます。
そんな中、階堂グループの倒産危機が浮上。
2人の運命は、思わぬ形で交差することになります。
感想・考察
原作は読んでいませんが、映画として全く違和感なく楽しめました。
特に印象的だったのは、「宿命」というテーマの描き方です。
私はプロレスファンなのですが、プロレスでもよく見る宿命的な対決のような展開が、ビジネスドラマでも同じようにに描かれることに驚きました。
単なる対立構造かと思いきや、『思想』『スタンス』『過去』『未来』あらゆる面で対立しています。
しかし、敵という感じではありません。
むしろ、対立はしているが、どこかで繋がっているような印象。
ワンピースでいうと、ルフィとローみたいな感じかもしれない。
また、一族経営の難しさについても新しい気づきがありました。
「家族経営はむずかしい」「友達とは会社をつくるもんじゃない」のようは言葉は、今まで何度も聞いてきました。
しかし、いまいちピンときていませんでした。
知っている人同士なら、なんとかなるのではないかと思っていたくらいです。
「兄弟なら仲良くできるはず」とか「友達同士で会社を作れば上手くいく」といった単純な考えが、いかに甘いものだったかを実感させられました。
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『アキラとあきら』を観るメリット・デメリット
『アキラとあきら』を観るメリット・デメリットを紹介します。
以下を参照してください。
メリット | デメリット |
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宿命に立ち向かう勇気をもらえる ビジネスドラマとしてのスリル 一族経営の実態が学べる 若手実力派俳優の熱演 | 金融用語が少し難しい 30年という長いスパンの物語を2時間に凝縮した分、端折られている部分もある |
社会に出て働く人なら誰もが直面する「運命との戦い」を描いた本作。
ビジネスの世界の厳しさを描きながらも、最後は心が温かくなる感動作に仕上がっています。
金融の専門用語は少し難しいかもしれませんが、2人の成長物語としても十分に楽しめる作品です。
『アキラとあきら』はこんな人におすすめ!
映画『アキラとあきら』はこんな人におすすめできます。
人は誰しも自分の生まれや環境を選べません。
でも、その運命に立ち向かい、自分の道を切り開いていく勇気を、この作品は教えてくれます。
特に仕事で悩んでいる人、自分の道を模索している人には、心に響く作品になるはずです。
ちなみに私は『Amazon プライムビデオ』で観ました。
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