毎日、我慢ばかりしていて苦しい…
いつも自分の感情をおさえて、我慢しながら生きている人もいるのではないでしょうか。
社会人になると自分の気持ちを後回しにして、空気読むことを優先してしまうことも多いです。
しかし、「本当にこれでいいのだろうか」というモヤモヤした気持ちが残るのも事実。
こういった悩みを解決してくれるのが『我慢して生きるほど人生は長くない』という本です。
実際に読んでみたので、重要だと感じた部分の要約から感想まで紹介していきます。
自分の人生を我慢して生きるのはもったいない!
- いつも他人に合わせてしまい、自分の気持ちをだせない
- 自分がどうしたいのか分からない
- 自分の人生を生きている実感がない
『我慢して生きるほど人生は長くない』を読んだ感想
『我慢して生きるほど人生は長くない』を読んだ感想を紹介します。
一貫して『他人の軸ではなく、自分の軸で生きる』ことの重要性が語られている印象でした。
学校や会社に所属していると、無意識に他人軸で生きてしまうものです。
就業規則や校則など、基本的に自分以外がつくったルールで生きている状態です。
もちろん、そういったルールを守らなければいけない場面も多いですが、自分にとって『快・不快』を見極めて逃げる勇気も必要だということを本書は教えてくれました。
タイトル | 我慢して生きるほど人生は長くない |
著者名 | 鈴木 裕介 |
出版社 | アスコム |
定価 | 1,430円 |
『我慢して生きるほど人生は長くない』の要約
『我慢して生きるほど人生は長くない』を読んで重要だと思ったポイントを要約していきます。
以下の3つのポイントが重要だと感じました。
それぞれ詳しく解説していきます。
他人との比較で得られる幸福は少ない
本書では、他人との比較で得られる幸福は少ないといわれています。
幸福の定義とはなんでしょうか。
無意識に『お金持ち』『高級車』『タワーマンション』『ブランド品』などが思い浮かんでしまう人もいるでしょう。
しかし、こういったものは他人とに比較優位による幸福の価値である場合が多いです。
これはSNSが普及しすぎた弊害のようにも感じますが、承認欲求の満たすために『車やブランド品を載せた幸せそうな投稿』が目に入ります。
それをマネして幸福を追い求めても、得られる幸福は少ないと本書では語られています。
他人の『イケてる生きざま』ではなく、自分の内側からくる『本音の好き』を追い求めたほうが幸せなのです。
自分と他人の間の境界線を意識する
『自分と他人の境界線』があいまいだと生きづらいため、自分と他人の間の境界線を意識することが重要です。
他人によって境界線を侵害された状態を本書では、『ラインオーバー』とよんでいます。
自分の中で境界線をしっかり決めて、『ラインオーバー』されないようにすることが重要です。
例えば、重要な意思決定のときに今まで他人の意見に流されてきた人であれば、これからは意思決定のタイミングで他人と会わないようにするなどの工夫が必要でしょう。
コツは、自分によってその状態に対して『快・不快』のどっちの感情が出てくるかで、取捨選択していくことがおすすめです。
自分のルールに基づいた自分らしい人生を取り戻す
本書では『自分のルールに基づいた自分らしい人生を取り戻してほしい』と語られています。
自分らしい人生を取り戻し、自分の物語を生きてほしいから、筆者は本書を書きました。
現代は何も考えずに普通に生きていると、自分以外が決めたルールが当たり前になってしまいます。
『飲み会には行かなければならない』『仕事を一生懸命やらなければならない』『朝は早起きしなければならない』のように、一般的にこうすべきというのは、あくまで他人のルール。
自分らしい人生を取り戻すには、自分のルールを大切にすることが重要です。
明日から100%自分のルールで生きることは現実的にむずかしいですが、まず自分に合わない不快に思うことを見つけて取り除いていくことからはじめましょう。
【まとめ】『快・不快』で境界線をひき自分の人生を生きよう!
最後に本記事の内容をまとめます。
『我慢して生きるほど人生は長くない』では、以下の3つのポイントが重要です。
他人との比較で幸福を考える必要はありません。
他人の『イケてる生きざま』に憧れるのをやめて、自分の内側からくる『本音の好き』を求めたほうが幸福になれるでしょう。
全員が『高級車』『タワーマンション』などのステータスを求める必要はないのです。
『自分と他人の境界線』があいまいだと生きづらいため、境界線を侵食されない状況を維持することも重要です。
他人によって境界線を侵害された状態を本書では、『ラインオーバー』とよびます。
『ラインオーバー』されないように、自分のなかで「ここだけは譲れない」というラインを引いておきましょう。
また、他人のルールで生きるのではなく、自分で決めたルールで生きることも大切です。
「一般的にはこうすべき」というのは、あくまで他人のルール。
100%自分のルールだけで生きることはむずかしいかもしれませんが、できるだけ自分が不快に思うものは取り除いて自分のルールで人生を歩んでいきましょう。