ビジネス書に書は、もう飽きてしまった…
ビジネス書や意識高い系インフルエンサーの発信に影響を受け、仕事に励んでいる人もいるのではないでしょうか。
しかし、そんな意識が高いすばらしい人でも悩むことはあります。
「意識の高いビジネス系のYouTuberの発信に飽きてしまった…」「ビジネス書もいつも同じことが書いてあるような…」「つまらないし、成果につながっている実感がない…」
こういった、気持ちになっている人におすすめの本が『ビジネス書を捨てよ、街へ出よう』です。
株式会社おくりバントという変わった名前の会社の高山洋平会長が書かれた本です。
高山さんは、見た目もユニークでパッと見では、営業マンとはかけ離れた見た目をしています。
しかし、長年の営業経験と実績があるからこそ、普通の人とは異なる営業論を兼ね備えています。
そんな、高山さんのノウハウが詰まった一冊です。
『ビジネス書を捨てよ、街へ出よう』を読むことで、今の日常のブレイクスルーになることでしょう。
実際に読んでみたので、重要だと感じた部分の要約から感想まで紹介していきます。
ふざけているようで本質をついているのが高山会長です。
- ビジネス書に飽きている
- 普通ではない人に憧れている
- 仕事で成果をあげたい
『ビジネス書を捨てよ、街へ出よう』を読んだ感想
『ビジネス書を捨てよ、街へ出よう』を読んだ感想を紹介します。
一言でいうと、とにかく面白い本でした。
自分では全く思いつかない営業の裏技が学べます。
ストーリー形式になっているため、読書が苦手な人にもおすすめです。
実際に実践するには勇気がいる手法が多かったですが、もし本当に実行できればとてもインパクトのあるものが残せるでしょう。
また、読んでいると「こんな働き方もあるんだ。」と自分の働き方を見つめなおすキッカケにもなりました。
普段、真面目で意識高い人ほど読んでほしい一冊です。
タイトル | ビジネス書を捨てよ、街へ出よう |
著者名 | 高山 洋平 |
出版社 | 総合法令出版 |
定価 | 1,400円+税 |
『ビジネス書を捨てよ、街へ出よう』の要約
『ビジネス書を捨てよ、街へ出よう』の中で要点をまとめます。
普通では考えられないような言葉が並んでいますが、とても参考になる内容です。
それぞれ、くわしく解説していきます。
森羅万象が先生
著者の高山さんによると、『森羅万象が先生』とのこと。
森羅万象は以下のような意味です。
天地間に存在する、数限りないすべてのもの(万物)や事象。
goo辞書引用:https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%A3%AE%E7%BE%85%E4%B8%87%E8%B1%A1/
言い換えると、日常生活のすべての事物が先生のように教えてくれるということ。
会社やビジネス書で学べることもありますが、外に出ることも勉強になります。
- 喫茶店
- 漫画喫茶
- チェーン系グルメ
- コンビニ
- ファミレス
- 個室ビデオ
会社にこもっていると、こういったものから学ぶ機会を損失してしまうでしょう。
どのようなマーケティング戦略なのか、なぜ流行っているのかなど、いろいろなことを考えることができます。
本物のやさしさは『知識』から生まれる
高山さんは、続いて「本物のやさしさは『知識』から生まれる」といいます。
本書のなかでは、営業の基本はやさしさだと語られています。
森羅万象から多くのものを学べば、優しくなれるのです。
例えば、相手が漫画の例え話を使っておもしろいことを言ったにも関わらず、知識がないとそのボケを潰してしまうことになります。
高山さんは、こういった知識不足を防ぐために、森羅万象から学ぶことが大切だと語ります。
知識をつけることで他人にもやさしくなれるでしょう。
サボりを極める意義
高山さんは隙あれば仕事をサボっています。
サボっているにも関わらず、誰よりも営業成績が良かったのです。
高山さんによると、「サボりの中で得た学びによって営業力が磨かれ、短時間で結果が残せるようになる」そうです。
その結果、どんどん仕事の時間が減り、サボる時間が多くなっていきます。
『サボること=悪い』という価値観がここで破壊されました。
松屋理論
本書では、『松屋理論』というおもしろい理論が語られています。
高山さんは、仕事で成果をあげるのには、身近な人の心をつかむことも重要だと語ります。
『松屋理論』とは、自分のデスクに味変調味料をたくさん置いておき、社内の人にタダで提供することで、コミュニケーションが円滑に進むという理論です。
松屋の机の上には、『七味』『バーベキューだれ』『ポン酢』など 味変に便利な調味料がたくさんあります。
その便利さからヒントを得て、高山さんは社内コミュニケーションの促進に役立てているのです。
普通じゃ考えつかない、ユニークでおもしろい理論です。
ルノアール理論
続いて『ルノアール理論』も、おもしろい理論です。
高山さんによると、『ルノアール理論』を活用すれば、相手に器の差を見せつけられるといいます。
ちなみにルノアールは喫茶店チェーン店のこと。
本書のストーリーの中で、高山さんはルノアールに入ると、「アイスコーヒー2つと、ケーキセット2つ、あとサンドイッチ2つ」と店員に注文をします。
その後、間髪入れずに「俺はそれで。お前は?」というのです。
つまり、高山さん1人でコーヒーもケーキもサンドイッチも2人前頼んでいます。
そうすることで、相手がビビり器の違いを見せつけられるそうです。
確かに、そんなことをされたら「この人は普通じゃない」と怖くなってきます。
このように『ルノアール理論』を活用すれば、器の差を見せつけられるのです。
【まとめ】仕事をサボって森羅万象から学ぼう
最後に本記事の内容をまとめます。
『ビジネス書を捨てよ、街へ出よう』は、通常のビジネス書では考えられないおもしろい仕事術が学べました。
仕事は社内で真面目に働くばかりではなく、街に出てサボることが重要だと本書では語られています。
街に出れば森羅万象から学ぶことができて、知識が増え、営業活動もうまくいくようになるでしょう。
その結果、短期間で成果があがるようになり、サボる時間がどんどん増えていきます。
また、仕事の成果をあげるためには人間関係を円滑にすることも重要。
そのために、『松屋理論』『ルノアール理論』を使うと効果的です。
『松屋理論』 では、自分のデスクに味変調味料を大量に置き、人が自然に自分の元へくる仕組みを構築します。
『ルノアール理論』では、オーダーの際「自分はアイスコーヒー2つと、ケーキセット2つ、あとサンドイッチ2つ」と大量に注文をして、器の違いを見せつけます。
このようなユニークでおもしろい仕事との向き合い方をすれば、仕事も楽しくなり、楽しいからこそ成果にもつながっていくのでしょう。
今の自分の常識を壊して、楽しい毎日を送りたい人に『ビジネス書を捨てよ、街へ出よう』はおすすめです。