本を読んでも記憶に残らず、すぐに内容を忘れてしまう…
本記事ではこういった悩みを解決していきます。
読書をしても本の内容をすぐに忘れてしまう人もいるのではないでしょうか。
本の内容をしっかりと頭の中に残しておくためには、読書をはじめる前の下準備と正しい本の読み方を学ぶ必要があります。
本記事で紹介する方法を実践すれば、本の内容がしっかり頭の中に定着して、自分の知識になります。
それでは、本文へうつります。
知識は誰にも奪われない財産になります!
読書をしても記憶に残らない理由
まず、あなたが本を読んでも内容を忘れてしまう理由を解説します。
実は読書をしても記憶に残らないのは、誰にでも起こりうることです。
根拠となるデータをあげると「エビングハウスの忘却曲線」によれば、人は学んだことを20分後に42%忘れ、1時間後に56%忘れ、1日後には6%忘れ、31日後に79%忘れます。
つまり、本を読んでも1ヶ月もすれば8割くらい忘れてしまうことになります。
日常生活の出来事でも、時間がたてば忘れていくように、本で学んだことも時間とともに忘れてしまうのです。
なので、まずは前提として「本で学んだことは忘れる」ことを認識しましょう。
本の内容を記憶に定着させる方法
本を読んだだけでは1ヶ月後に8割ほど忘れてしまいますが、せっかく読むならできるだけ記憶に定着させたいですよね。
本の内容を忘れないためには、以下のタイミングで適切な行動をとる必要があります。
- 本を読む前
- 本を読んでいる最中
- 本を読んだ後
それぞれのタイミングで記憶定着につながる行動を紹介します。
本を読む前
まず、本を読む前に「なぜ、この本を読むのか」を明確することが重要です。
本を読む目的を明確にしておくことで、目的に関連する情報にアンテナをはれるようになります。
例えば、「フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか」という本を読む目的が、「自分も4時に仕事を終えたいから」であれば、4時に仕事を終えるために自分は何をすれば良いのか必死に本から情報を吸収しようとします。
つまり、本を読む前に「なぜ読むのか」を意識しておくと、重要なポイントを逃さないようになります。
重要なポイントを深く理解しようとするため、当然記憶にも定着しやすくなるのです。
本を読んでいる最中
本を読んでいる最中はメモを取るようにしましょう。
紙のメモがおすすめです。
読書中に紙とペンを使ってメモをとるメリットは大きく2つ。
- 脳が活性化する
- 脳に記憶が定着しやすくなる
手を動かして紙にメモをとりながら本を読むことで脳は活性化して、さらに紙に書き出す行為がアウトプットになるので、脳内に情報を保存しやすい状態にもっていけます。
アウトプットすると記憶は定着しやすくなるものですので、読みながら重要なポイントや気付きを書き出しましょう。
本を読んだ後
本を読み終わった後は本の書評をしましょう。
書評とは要約や感想をまとめることです。
WEB上でのブログ記事でもツイートでも紙のノートでも、なんでも良いので本の内容を自分なりにまとめましょう。
先述したとおり、アウトプットすると記憶定着に繋がりますし、本の書評をまとめておけば自分オリジナルの参考書のようになり、何度も見返して勉強することができます。
ちなみに私も書評ブログでアウトプットしています。(以下参考)
【まとめ】本の中身を覚えておくために
最後に本記事の内容をまとめます。
「本を読んでも記憶に残らない…」と悩んでいる人は、人間はそもそもすぐに忘れてしまうことを理解しましょう。
理解したうえで、できる限り本の内容を記憶に残すために、以下の3つを意識することが重要です。
- 【読む前】本を読む目的を明確にしておく
- 【読書中】紙とペンでメモをとる
- 【読書後】書評をかく
インプットした情報をアウトプットすることで、記憶が定着しやすくなります。
アウトプットの重要性は、精神科医の樺沢さんの著書「アウトプット大全」で分かりやすく解説しています。