『GO』ってどんな小説?映画化されたのは知ってるけど…
この記事では、金城一紀(かねしろ かずき)の『GO』の簡単なあらすじと読んだ感想を紹介します。
映画化もされている作品で、人気作です。
自分の生まれ育った環境について、見つめ直すことができる作品でした。
書籍だけでなく、映画も合わせて観ることで理解が深まるでしょう。
ちなみに映画では、窪塚洋介(くぼづか ようすけ)が主演でとてもカッコ良かったです。
それでは本文にうつります。
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『GO』の簡単なあらすじ
毎日、喧嘩三昧の高校生『杉原』の青春物語。
在日韓国人である『杉原』は、さまざまな偏見や差別を受けており、日本での生きづらさを感じている。
そんな中、日本人の女子高生と恋に落ちて、いろいろな障壁を乗り越え結ばれていくストーリーです。
『GO』を読んだ感想
『GO』を読んだ感想は、社会の『闇』の部分を覗けるような本でした。
テーマが『在日韓国人』が日本で過去に受けていたことだったため、「日本で本当にこんなことあったのか?」と半信半疑な状態でした。
高校生の恋愛という『地位や派閥などを本来は考えなくても良い場面』であっても、国籍によって苦しい思いをするシーンがあり印象的でした。
これを機にいろいろ調べてみると実際に在日であることがキッカケで、苦しい思いをした人がいる現実です。
また、ストーリーのなかで以下の言葉がありました。
『この世界で生き残る奴はみんな臆病者で、真に勇敢な者は早死にする運命にあるのだ』
金城一紀 GO 147ページ
正義を貫くような勇敢な人に限って、落ちていってしまう場面を社会に出てからよく目にします。
それを思い出させるような言葉が本書にはありました。
【まとめ】『GO』を読むと自分の生まれ育った環境を見つめ直せる
『GO』を読むと、自分の生まれ育った環境を見つめ直せるでしょう。
在日の苦難は実際に体験した人でないと、完全に理解することはむずかしいです。
しかし、『GO』を読み、自分に当てはめて考えることによって、擬似体験ができます。
実際に私の生まれ育った環境を振り返ると、「そこまで大変なことは無かったな…」と自分が恵まれていたことに気付きます。
それと同時に、恵まれていた環境だったのに「もっと本気になればよかった」と若干の後悔もおぼえました。
『GO』を読めば、自分の現在地を理解することができ、今後自分はどう生きていくのか考えるキッカケになるでしょう。
書籍と映画の両方見ることで、理解が深まります。
ぜひ、映画もご覧ください。
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