ギリギリまでやる気が出ない…
行動しなければいけないと頭で分かっていても、なかなか行動できない人が多いのではないでしょうか。
いわゆる『先延ばし癖』というものです。
私も過去、いろいろなことを先延ばしにしてきた経験があります。
一般的には「先延ばしはよくない」といわれています。
しかし、私は先延ばしをしてきた結果、そこまで大変なことになった覚えはありません、
そこで、この記事では先延ばし癖の解決方法の紹介と合わせて「そもそも先延ばし癖は治すべきなのか」という問いに対しても考察していきます。
最後まで読むことで、「自分が先延ばし癖とどのように向き合っていけば良いのか」整理がつき、スッキリするでしょう。
ちなみに、私は『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』という本を読んで、他人に迷惑をかけない程度に先延ばし癖を克服しています。
それでは、本文にうつります。
『先延ばし癖』は捉え方次第で、その人の長所になるかもしれないです!
先延ばし癖の治し方
仕事でもプライベートでも自分の先延ばし癖にうんざりしている人も多いです。
まずは、先延ばしを治すための方法を紹介していきます。
先延ばし癖の効果的な治し方は以下の3つ。
- 小さな一歩を踏み出す
- 2段階締切
- こだわりすぎない
それぞれ解説します。
小さな一歩を踏み出す
先延ばししてしまい人の多くは、最初の一歩が苦手です。
そのため、まずはとりあえず少しやってみることが重要です。
例えば、掃除をしなきゃいけないけど、やる気が出ないときに机の上だけを一旦キレイにするようなイメージ。
そうすることで、「せっかくだし他の場所もキレイにするか」という状態になりやすいです。
人間は誰しも無意識のうちに現状維持を好みます。
『水は低きに流れ、人は易き(やすき)に流れる』という言葉があります。
まさに、この言葉どおり人間は楽で簡単な方に流れやすくなっているのです。
最初の小さな一歩さえ踏みだしてしまえば、意外とそのまま継続できることに気づくでしょう。
二段階締切
先延ばし防止には、二段階締切をもうけることが効果的です。
みなさんも学校の宿題や仕事のタスクが締切日の直前になると、集中力が高まり一気に仕上げた経験があるのではないでしょうか。
これは、パーキンソンの法則ともよばれており、「仕事の量は、完成のために与えられた時間を全て満たすまで膨張する」ことを意味します。
分かりやすく説明すると、本来であれば1日で終わる量の仕事も締切を1週間に設定すると、ダラダラ1週間かけてその仕事を進めてしまうのです。
締切日の当日までダラダラ仕事を続けて、思いがけない急用が入ってしまえば結局、締切日に間に合わない最悪の事態になってしまいます。
なので、本来の締切日より少し前倒しで自分の中の締切日を設定しておきましょう。
1月10日までの締切の仕事があれば、自分のなかでは1月8日の締切日を設定するようなイメージ。
二段階締切を設定して、生産性を高めることで先延ばし防止につながります。
こだわりすぎない
先延ばしをしてしまう原因の一つに『こだわりすぎ』が考えられます。
完璧主義ともいえるでしょう。
もちろん、こだわることや完璧な状態を目指して物事を進めることは悪いことではありません。
しかし、こだわりすぎてしまい頭であれこれ考えてばかりいると、そのまま進めれば終わるものも「なんか違うな…」と迷ってしまい進まないのです。
日本人は職人気質で完璧主義な人が多いといわれていますが、一方で仕事のスピードはかなり遅いといわれています。
こだわりすぎるのも、結果的に先延ばししてしまう原因の一つなのです。
先延ばし癖を治すべき人
ここまで先延ばしの原因を語ってきましたが、実際に先延ばしを治すべき人はどんな人なのか考察します。
結論、先延ばしによって他人に迷惑をかけるなら治すべきだと思います。
以下のような場合は治すべきでしょう。
- 自分の怠惰のせいで、他人の時間も奪ってしまうこと
- 自分が早く終わらせないと、他人の業務も進まないこと
- 先延ばしをして最終的に期日にいつも間に合わない
このように、自分の先延ばし癖のせいで他人にまで迷惑をかけてしまうなら、一刻も早く先延ばし癖は治すべきでしょう。
先延ばし癖を無理に治さなくて良い人
一方で先延ばしを無理に治さなくても良い人も一定数いると考えています。
結論、先延ばしをしても他人に迷惑がかからない人は無理に治さなくても良いのではないでしょうか。
自分だけで完結することなら、何も問題はありません。
また、計画を立ててコツコツ積み上げるより、締切ギリギリに一気に仕上げる方が効率的だと考える人もいると思います。
実際に私もギリギリまで何もやらないで、直前で一気に終わらせた経験が何度もあります。
そのほうが効率的だと考えているからです。
自分の仕事は先延ばししたところで誰にも迷惑がかからないと思う人は、無理に先延ばし癖を治さなくても良いのではないでしょうか。
まとめ
本記事の内容のまとめです。
先延ばしの効果的な治し方は以下の3つ。
- 小さな一歩を踏み出す
- 2段階締切
- こだわりすぎない
先延ばしをしてしまうことで他人に迷惑をかけてしまう場合は、ぜひこの方法を実践してください。
一方で、他人に全く迷惑をかけず、自分一人で完結する内容であれば先延ばし癖を無理に治す必要はありません。
締切ギリギリに一気に仕上げるスタイルも一概に悪いとはいえないからです。
自分の先延ばし癖によって他人に迷惑をかけるかどうかが見極めのポイントです。
ちなみに、先延ばし癖を治したい人には『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』という本がおすすめです。