自分がなにが好きなのか分からない…
社会人になってから、自己理解・自己分析をすることも増えていきます。
そんな中で、「自分はなにがしたいのか」がはっきり分からない人も多いのではないでしょうか。
仕事でもプライベートでもどちらの場面でも、こういった悩みは発生します。
実際に私も社会人になりたてのころは自己分析に苦労しました。
やりたいことや得意なことも自分で理解できていない状態です。
しかし、自分が子供のころにどんなことが好きだったかに着目すると自己分析も簡単になることに気づきました。
自己分析を何度も繰り返していくなかで気付いたことは、『好きなものは子供のころと変わらない』ということです。
詳しく解説していきます。
子供のころ好きだったものを思い出してみてください!
子供時代に好きだったものは今も好き
大人になって自分がなにが好きなのか分からない場合は、子供時代に好きだったものを思い出してください。
結局、子供時代に好きだったものは、大人になっても好きです。
もちろん、子供時代に好きだったものと全く同じものが好きだというわけではなく、あくまで傾向の話をしています。
例えば、子供の頃にレゴブロックでなにかを作り上げることが好きだった人は、アートや料理などのクリエィティブなモノが好きなケースが多いです。
他にも以下のような例があります。
子供時代に好きなもの | 大人時代に好きなもの |
---|---|
レゴブロック | アート、料理など |
外で遊ぶこと | アウトドア、スポーツ観戦など |
絵本 | 読書、映画鑑賞など |
お風呂 | サウナ、岩盤浴など |
必ずしも上記のとおりではありませんが、だいたいこういった傾向になります。
子供時代に好きだったものの延長線上にあることをすれば、心から楽しめるのではないでしょうか。
人格は3歳から10歳の間に形成される
子供時代に好きだったものが、大人になっても好きな理由は人格形成のタイミングが関係します。
さまざまな研究により、人格は3歳から10歳の間に形成されるといわれています。
そのため、子供時代に好きだったものが大人になっても好きなケースが多いのです。
昔からの友人を思い浮かべてみると、子供の頃からずっと変わらない一面が見つかるのではないでしょうか。
昔好きだったものはもう一度ハマる可能性が高い
今は興味がないものでも、昔好きだったものはもう一度好きになる可能性が高いです。
環境や友人の影響により好きだったものから、一時的に離れてしまうこともよくあります。
読書がとても好きだった人でも、全寮制の野球部に入部したとしたら、自然と野球漬けの生活になってしまいます。
読書をする時間もなくなるでしょう。
このように、環境によって一時的に好きなものから離れてしまうと、時間がたつにつれて好きだったことを忘れてしまいます。
実際に私は野球をやることも、観戦することも大好きだったのですが、大学生〜社会人3年目くらいまで忙し過ぎて野球に関して全く触れてきませんでした。
その結果、野球が好きだったことを完全に忘れてしまっており、野球に対して全く興味も示さなくなっていました。
しかし、たまたま野球のチケットをもらって観戦に行ったり、地元で草野球チームができて参加したりするなかで、再び野球が好きになりました。
大人になってから再び野球が心から楽しめる趣味になったのです。
こういった事例のように、むかし好きだったものは大人になり、もう一度ハマる可能性が高いといえます。
しかも、人格形成のタイミングで好きだったもののため、心から楽しめる趣味になるケースが極めて高いのです。
【まとめ】自己分析は子供のころを思い出そう
最後に本記事の内容をまとめます。
自己分析の際に自分がなにが好きなのか分からない人は、子供時代を思い出しましょう。
子供時代に好きだったものは、大人になっても好きなケースが多いです。
理由は、人格は3歳から10歳の間に土台が形成されるからです。
例えば、子供時代に絵本が大好きだとしたら、大人になって読書や映画鑑賞が好きなケースが多いように、昔好きだったものと似ているジャンルのものが好きなのです。
自己分析では、子供時代を思い出してみましょう。
ちなみに、自己理解を深めるのにおすすめの本は以下の1冊です。